親愛なるバカマンコたちへ。

ある人が、あなたの写真は攻撃的で良いねと言ってくれた。分かりやすいエロはもう飽き飽きしちゃった。大切な部分は大切な人にだけ見せていれば良い。自分たちの中にしまっておけばいい。

心地よくて、一日中家で微睡んでいたら昼間の予定を全部蹴ってしまって夕方自己嫌悪。昨日の晩は、雨の音がうるさくて眠れなかった。

嫌なものを見ないように片っ端からブロックして、自分の心が醜くならないように蓋をする。女の裸を撮ってカメラマン気取ってる気色の悪いジジイとTwitterでレスバトルしてる時間が人生で1番無駄だと感じる。私は腕に傷がある。傷の一つや二つ、思春期特有の歪みで付けてしまう事なんていくらでもある。人を勝手にメンヘラにするな。ふざけるな、なめやがって。

「絞殺願望さん、嫌いな人が多いんですね。」それは私が冷徹で好き嫌いが激しく、自分だけが得しようとする狡猾な女だと言われてる気になった。この人は私の身体を撮っているけど私の心は写せていないんだな、と思った。求めすぎなのかなぁ。人が死んでから、あの時ああしておけば良かったとかこう声をかけとけばよかったとか好きだったのにとか後出しで言う人間のことを軽蔑する。何にもできなかったくせに後からごちゃごちゃ言いやがって。どっちつかずの当たり障りない言葉ばかり並べて平和主義者ぶる人も苦手。そういう人って人身事故で電車が止まった時露骨に舌打ちとかするタイプの人でしょ。愛だの恋だのほざくなよ。

あれやこれや言われるのが苦手。冷静に考える余地がなくなってその場で全部壊してやりたくなる。黙って見守られたい。そして「もう尖らなくていいんだよ」と言われたい。

 

最後に

親愛なるバカマンコたちへ

1ヶ月スパンで彼氏がころころ代わり、この人は私の運命の人、この人と結婚するの。って彼氏の拠点に住所を移しては別れ、関西に戻った君。君の事は1番近くで見ていたけど、この子は本当に救いようのないバカだと思っていたよ。ホストと付き合って、自分は特別だと信じてやまなかった君、全国飛び回って大金をかき集めて、かりそめの愛を手に入れてたね。そいつ、別のところに本物の彼女が居たんだよ。言わなかったけどね。

あの頃の私たちは引くほど頭が悪くて、情けなくて、可愛かった。もう連絡も取らないしどこで何をしているのかも分からないけれど、もしかしたら紙切れに判子を押したりしてるのだろうか。

ファッションパンクロンリーボーイ

2人の出会いは運命だと信じてやまなかったの、21歳の私は。足繁く通ったワンルーム。一緒に暮らした家、オーダーメイドで作ったグリーンのカーテン。毛皮のマリーズREBELSONG、ベースから始まるイントロを何度も弾いて聴かせてくれた。住んでいた街の最寄駅を通過する時、今でも心臓が少しキュッとする。本当にかっこいいと思っていたのよ。喧嘩の後、スタジオに行くあの人を泣いて引き留めた事あった。あの時はごめん。

安い女と浮気して、私の言葉が届かなくなった。分かりやすい嘘に気付いていないバカな女のフリをし続けた。恋愛感情が憎悪に変わる瞬間をまだ昨日の事のように覚えている。点と点が繋がって、言葉の薄っぺらさに気付くと背筋がぞくぞくして指先が冷たくなる。私が2人の最後に選んだのはその場しのぎの言葉じゃなくて刃だったんだけど。君が振ったんじゃなくて私が振ったんだよ。間違えないでね。

私ね、1人でも大丈夫なように強くなったの。強くならなきゃ生きていけないから。殺されてたまるか。だらしがない事が、女を泣かせる事が、不条理を働くことがロックだというのならば、私はロックなんか大嫌い。

安い愛の言葉を並べられてももう見向きもしない。街中ですれ違っても、私は堂々と歩くのよ。

悪い男のお手本になってくれてありがとう。愛してくれて素敵な人の見分け方、分かってきたよ。

沢山人が優しくしてくれて、可愛がってくれて、どんどん綺麗になる。私は1人。あなたは陽当たりの良くないあの部屋の中、薄っぺらい愛を行きずりの女に囁きながらきっと死ぬまで独りぼっち。

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愛なんて欲しがるな

洋服を買う時、無意識に赤い服を探す。

赤 赤 赤 赤 情熱の赤

ずっとずっと幻滅幻滅幻滅幻滅幻滅幻滅幻滅幻滅の連続で振り向くどころかぞんざいに扱ってくる男に添い続ける体力も、性欲も枯れ果てた。本来子孫繁栄の為にある性行為に対しては、もはや汚らわしさすら感じてしまう。欲なんて汚いと感じる。欲がなければ傷付かない。大嫌いだ。思ってもいない ごめんね ももう聞きたくないし、心の底から本気で思ってる言葉しか聞きたくない。純度は高ければ高いほどいい。でも混ぜ物たっぷり頭の悪い味がする缶のJJは大好きですよ。深夜徘徊しようか、横断歩道の白い部分だけ踏んで歩こ。

知り合いたちは結婚し、子を産み育て、その子らの成長を微笑みながら見守る。この頃私は春だからか、ずっと鬱々としている。おちおちサニーデイサービスなんて聴いていられない。春は大鬱。

与えなきゃ貰えない愛なんて必要ないかも。そんなものは嘘の愛。条件付きの愛を欲しがるのは欲、欲 欲 そんな薄っぺらい愛なんて欲しがるな。低気圧で精神がガタガタで、いっそもう一思いに殺してくれと思っている。安らぎが欲しい。完全にガス欠、オイルランプが光ってます。外に出ると悲しくなったり幻滅する事ばかり。インターネットは見たくもないことばかり。それでも私達は毎日毎日膨大な量の情報を脳みそに取り入れ、毒を吸い、毒を吐き、誰かを傷つけ傷つけられて、もう疲れました。大切な思い出や時間や感情を抜き取られないように頭にアルミホイルでも巻いて寝ます。

 

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春めいてきた。死んでいったあの子は今年の春を知らない、知ることはない。暖かい陽だまりの中ベンチに座って煙草を吸いながら音楽を聴いていると顔や交わした言葉が頭をぐるぐると駆け巡る。生き辛さが溢れて堪らなくて声を殺して泣いた夜、死ななくて良かった。病気や天災や事故で、もしかしたら急に死んじゃうかもしれない。あと何年生きるか分からないけれど、天国で待ち合わそうね、必ず追いつくから。傷ついて泣いたりしてないかな。心配だよ。落ち合ったらお土産話沢山聞かせてあげる。こんな素敵な人と出会ってね、忘れられない恋をしたのよ〜とか。あっちの世界では今こんなバンドが流行っててね、とか。あいつに傷付けられたから呪っちゃおうかなんて冗談を言いながら。でも私天使になれないかも。今からでも間に合うかな、巻き返せるかな。天国で君に会うために私は生きなきゃいけない。健やかに、ゆるやかに生きていくよ。これから本当の愛を知って、大切にし、大切にされながら。

あんなに死にたがりだった私がほら、今こんなにしっかり立ってる。自分が決めたルールを信じてね。どうしようもない夜の過ごし方、少しずつ分かってきたよ。君のおかげ。ずっと大好きな友達。

死神DANCE     N'夙川BOYS

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